さてさて、今回から、「データ領域」について解説していきます。
独極・QRコード担当の「あじな」です。
だって、結局、データとして表現したいのは「こんにちは」とか「http://www.xxxx.co.jp」といった内容です。
わざわざ白黒の四角で表さなくても、表したい文字そのものを書けばいいじゃないですか?
いやいや。それじゃあダメなんですよ。
というのも、文字は「複雑すぎ」なんです。
例えば「あ」という文字は、横線一本と、びみょーに右曲がりの縦線と、なんともいえない丸っぽい曲線でできています。
このことは、人間ならすぐにわかるのですが、コンピュータにわからせようとするとすごく複雑になります。
書く人の癖で字の形なんていくらでも変わりますしね。
一文字でこんなに難しいので、これが沢山の文字あればなおさら難しいです。
そのため、機械が読んでもはっきりとわかるマークが必要になるのです。
そして、そのマークとして選ばれたのが「白」と「黒」の四角というわけです。
まさに「白黒決着をつける」というわけなのです。
それでは、次は「白黒の四角」の表現力について解説します。
独極・QRコード担当の「あじな」です。
これまでの復習 [表示する]
- QRコードは株式会社デンソーが作ったもので、スマホや携帯で読み取れる
- QRコードは「小さな白と黒の四角でできている」「多少汚れても大丈夫」という特徴がある
- QRコードは「機能パターン」と「符号化領域」で出来上がっている
- 「機能パターン」は、「クワイエットゾーン」「位置検出パターン」「位置検出パターンの分離パターン」「タイミングパターン」「位置合わせパターン」の5種類
- 「符号化領域」は「形式情報」「型番情報」「データ領域」の3種類
- 「形式情報」は「エラー訂正レベル」と「マスクパターン参照子」で決まり、「\(4 \times 8=32\)」種類のパターンがある
- 「型番情報」は「QRコードのバージョンによって決まり、40種類ある
- 「データ領域」は「データ」と「エラー訂正情報」で出来上がる
- QRコードはバージョンが1・0まである。一辺の大きさは、「QRコードのバージョン(1・0)\( \times \)4\( + \)17」
- 「エラー訂正レベル」は「L(7%の汚れまで)」「M(15%の汚れまで)」「Q(25%の汚れまで)」「H(30%の汚れまで)」の4種類ある
素朴な疑問。なぜ、四角?
まず、データ領域に入る前に、なぜQRコードは白黒の四角でデータを表すのでしょうか?だって、結局、データとして表現したいのは「こんにちは」とか「http://www.xxxx.co.jp」といった内容です。
わざわざ白黒の四角で表さなくても、表したい文字そのものを書けばいいじゃないですか?
いやいや。それじゃあダメなんですよ。
というのも、文字は「複雑すぎ」なんです。
例えば「あ」という文字は、横線一本と、びみょーに右曲がりの縦線と、なんともいえない丸っぽい曲線でできています。
このことは、人間ならすぐにわかるのですが、コンピュータにわからせようとするとすごく複雑になります。
書く人の癖で字の形なんていくらでも変わりますしね。
一文字でこんなに難しいので、これが沢山の文字あればなおさら難しいです。
そのため、機械が読んでもはっきりとわかるマークが必要になるのです。
そして、そのマークとして選ばれたのが「白」と「黒」の四角というわけです。
まさに「白黒決着をつける」というわけなのです。
それでは、次は「白黒の四角」の表現力について解説します。