これまでの復習 [表示する]

QRコードは株式会社デンソーが作ったもので、スマホや携帯で読み取れる
QRコードは「小さな白と黒の四角でできている」「多少汚れても大丈夫」という特徴がある
白黒の四角を使うのは、コンピュータにわかりやすくさせるため
QRコードは「機能パターン」と「符号化領域」で出来上がっている
「機能パターン」は、「クワイエットゾーン」「位置検出パターン」「位置検出パターンの分離パターン」「タイミングパターン」「位置合わせパターン」の5種類
「符号化領域」は「形式情報」「型番情報」「データ領域」の3種類
「形式情報」は「エラー訂正レベル」と「マスクパターン参照子」で決まり、「\(4 \times 8=32\)」種類のパターンがある
「型番情報」は「QRコードのバージョンによって決まり、40種類ある
「データ領域」は「データ」と「エラー訂正情報」で出来上がる
QRコードはバージョンが1・0まである。一辺の大きさは、「QRコードのバージョン(1・0)\( \times \)4\( + \)17」
「エラー訂正レベル」は「L(7%の汚れまで)」「M(15%の汚れまで)」「Q(25%の汚れまで)」「H(30%の汚れまで)」の4種類ある

ひらがな1文字

突然ですが、私たちが日ごろ使っている「ひらがな」を考えてみましょう。

ひらがな一文字で、何種類のものを表せるでしょうか？
(例えば、あなたがひらがな1文字をつかって、飼ってるハムスターに名前を付けようとすると、何匹まで名前をつけることができるでしょうか？) ややこしいので、濁音(「ば」等）や半濁音(「ぱ」等)、促音(「っ」)などは外して清音(「あ」「け」等)だけを考えてみましょう。

簡単ですね。ひらがなの数は「全部で46文字」あるので、「1文字で46種類」のものを表すことができます。

アルファベット1文字

では、英語のアルファベットだと、どうでしょうか？

大文字や記号などを考えたら、ややこしいので、小文字(「a」「b」等)だけに限定して考えましょう。
アルファベットはa～zまで26文字あるので、26種類のものを区別できます。

数字1文字

もう飽きてきました？もう少しお付き合いください。
それでは、数字1文字だとどうなりますか？
そう、10種類(0～10)となりますよね。

1と0

それでは、数字が「1」と「0」だけしか使えない場合はを考えてみてください。

当たり前ですが、1文字では1か0の2種類しか表せないですよね。
ひらがなが一文字で「46種類」も表現できたのに対し、1と0では「2種類」しか表現できません。

ほかにも「白と黒」「電圧の＋と-」「磁石のNとS」等を使うと1文字で、2種類のものを表すことができます。

ちょっとだけ専門用語を紹介すると、このような2種類のものを表す能力を「1bit(ビット)」と呼びます。

でも、世の中、もっともっとたくさんの物があふれていて、ひらがなの46種類やアルファベットの26種類はもちろん、1と0の2種類なんかではとても全てのものを表すことができませんよね？
そういう時にはどうするのでしょうか？

次回は1bitの能力しかない白黒の四角がどうやって沢山の情報を表すのかを解説します。